昨夜早めに休んだから夜中に目が覚めちゃったな。‥と思ったら日の出が遅いだけだった…。
AM6:30だというのに暗い。
じっくりとコペンハーゲンの夜明けを堪能いたしました。
天気も良いので朝から活動的に出かけますか!
金曜日からやってる蚤の市もあるし、軍資金はないけどめちゃくちゃ燃える〜♪
途中、市庁舎↓などを眺め、写真を撮ったりして蚤の市までの時間を潰しました。
朝もはよから何やら市庁舎広場で作業中。
クレーンに何かテーブルと座席がつながれている‥。この正体は後ほど明らかに!
寒いと聞いていたのに、暑いくらいで半袖で歩く。
どうやらこの時期には珍しかったらしく、
運が良かった♪
カラッと爽やかな空気を吸いながら、朝の街を歩きます。
この路は市庁舎広場からコンゲンス・ニュートー広場までをつなぐ歩行者天国「ストロイエ」。
北欧蚤の市デビューは、運河沿いで行われるガンメル・ストランド・アンティーク・マーケット(Gammel Strand Antique Market)。
街の中心部で行われていましたが、比較的小さな蚤の市でした。
でも、初体験のわたし達は感覚を掴む意味で、この規模からのスタートで良かったです。
デタ〜!ショップや雑誌、blogで見かけた雑貨類が並んでる〜!!
まだ準備途中のようで、みなさん段ボールから出るわ出るわ。
生唾もんで目をパチクリさせながら、とりあえず早歩きで全体を見て歩きます。
いやぁ、全部欲しくなるよぉ‥。
家具類は全くなく(この後の蚤の市でも家具類は見かけませんでした)、テーブルウェアがほとんど。
価格設定は高めのようですが、それでも日本で買うよりは遥かに安価です。
ルンドトフテ(Lundtofte)のミニソースパンやカトラリーなどがずらっと勢揃い。ステキ〜!!
みなさんご周知のアレらコレらが‥‥
かなりコンディションの良いテーブルウェアが隙間なく並んでいます。
油断できない状況の中(笑)、お気に入り探しを始めますよ〜♪
左はビヨン・ウィンブラッド(Bjorn Wiinblad)の陶器が並んでますね。
右写真の花器のフォームと色合いに一目惚れし、購入しようといろいろ訊いてみると、
どうも
tomoさんが以前blogで書かれていたグンナー・ニールンド(Gunnar Nylund)の
作品だったよう‥。とってもステキだし
(安いし)買っちゃうぞー!(tomoさんどうぞお許しを…)
こちらはHerman August Kähler (HAK) のNestved。セラーのおばさま曰く、Kählerの息子 Nilsが1960年に制作したものだそうです。
数点ゲットし初蚤の市を大満喫した後は、デザイン観光名所、デンマーク工芸博物館(Kunstindustrimuseet)へ。
荷物を置きに一度ホテルに戻り、セントラルステーションから列車に乗り、3駅先のオスタポート(Osterport)駅下車。
暗い地下道(写真右)を通り(昼間なのに誰もいないよぉ)、地上へ。
オスタポート駅前のバス停(写真左)からバスに乗り、工芸博物館近くのバス停まで。
多少迷いつつも、無事到着!
ここでももちろんコペンハーゲンカードを提示して入場します。そろそろ元がとれそう♪
荷物をロッカーに預け、見学します。
この建物は、もともと病院だったそう。中庭を挟んで回廊になっています。
インフォメーションを抜けると、とても綺麗に整備された中庭が目の前に広がっていました。
何やら見えるので近づいてみると・・・、
Stine Gam and Enrico Fratesiという二人のアーティストが「Planken Ud」という個展を開いている模様。
meduseと名付けられたDesk(スツールではないの?)がぶら下がってたり並んでたり・・。
不思議な感じだけど、なぜかこの静かな中庭には可愛らしくしっくりきてます。
ではでは館内見学へ。
左から進んでいくと、中世から現在までの流れで美術品や工芸品を見て回れます。
最初の方は2人ともスルスル進みます(笑)
そして、現代の展示スペースへ・・・
ハンス・ウェグナー(Hans Wegner)のThe Round ChairやThe Chairがズラっと勢揃い!!
またこちらもHans WegnerのValet Chairやフィン・ユール(Finn Juhl)の
The Double Chieftain Chairが展示されています。
The Chieftain Chairのソファ版があったのを知らなかったので、その大きさに驚き!
左の写真は、またまたこちらもHans WegnerのPP502 Swivel Chair (1955)!!!
・・・初めて見るので感動モノです(泣)
現在もPP Møblerから受注生産されていますが、一度ケンさんが欲しくて調べたら150万という結果に白目むいてました。
右の写真はポール・ケアホルム(Poul Kjærholm)の PK 9 Tulip Chair。
Fritz Hansenから現在も生産されています。カッコイイ〜。
この真っ赤な部屋は、ヴェルナー・パントン(Verner Panton)のWireConeChairが飾られておりました。
左の写真は、ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen)自身によるPH アーティチョーク(Artichoke)のテクステャーマッピング。
パーツに見立てカッティングされたペーパーを貼り合わせて、あたかも立体の様な質感を表現させています。50年代にCGなんて当然ありませんので、全て細かな手仕事で作り上げる感じが何とも言えない温かみを感じさせます。
このアーティチョークとPH5は、1958年に初めてデンマーク工芸博物館にて紹介されたそうです。
さて、こちらはなんとPoul Henningsenのグランドピアノ!!!
松本零士の近未来ピアノかと思った。。。
すごく弾きたいけどガマン。ケンさんはスゴく目をキラキラさせてます。
ほんとこういうの好きだよねぇ。
あ、ラディソン SAS ロイヤル ホテルのコーナー発見!
このDrop Chairがすごくカッコイイ。
銅のベースがなんともいい風合いを醸し出しています。
こちらにもシリンダラインが飾られていますね。
そういえば、日本工芸のコーナーもありました(写真左上)。奥に柳宗理のバタフライスツールも展示されていたり。デンマークのデザインに多大な影響を与えた物として展示しているそうです。
右の写真は、Stine Gam and Enrico FratesiのNot Bamboo Lamp。独立された一つのエレメント(一節?)を繋ぎ合わせて構成されたランプで、無限に延長出来るそうです。
トイレのマークもなんだかかわいくてパチり。
新旧のデザインをおもいっきり堪能した後は、街歩きへ。
もちろんショップ巡りもしますよ〜。(後半へつづく...)